徳島県・海部川 vol.02
11月12日 海部川の源流方面へ
この前は「轟の滝」に向かいましたが、今回は寒ヶ瀬と大比の二本の赤い橋を渡って、大木屋方面に向かうことにしました。
上流に向かっていくと、とても均整のとれた横シマの岩盤地帯に差し掛かりました。その谷間を舐めるように流れていきます。
この川の水は、魅了されるほど豊かでキレイです。
どんどん進んでいくと、砂防えん堤を発見!
でも、もう埋まっています。何のための砂防なのかよくわかりません。
それに、ここでアマゴも分断されちゃいます。
残念ですが・・・
やや開けた地帯に到達しました。
キレイな紅葉した樹木と、その手前の倒木のコントラストが何とも言えません。根の浅い杉などは、岩盤や傾斜地には弱く、倒れてしまうことがありますね。
これが土砂流入の原因の一つになります。
ところで海部川上流域は、温暖多雨の気候と地質から、上質な杉の産地です。
そして人々の生活と密接に関わり、スギ植林地が拡大してきたのだそうです。
その谷間に紅葉した樹木がチラホラ。
何の木だろうか・・・♬
もし天然林だったら、この季節のこの辺りは真っ赤だったのでしょうか?!
ちょっと見てみたい気がしますね。
それにしても、ぬけるような青空と紅葉の美しさに感動しますね。
しばらく行くと、山間に細い白糸のような滝を見かけるようになりました。
そろそろ大木屋方面の源流域です。
この上にも同じような白糸状の流れが幾筋かあり、ほぼ四方を山に囲まれているような地点に来ました。
もう、ここで戻ることにしました。
この辺りまででしたら、車でも問題なく来られますし、豊かな川を楽しめます。
やはり海部川はお手本になる川ですね。
この次は、川又方面へ、海部川の河口から一番遠い源流点を散策してみたいです。
カメラ:芳賀元昌/文:水谷要