竹中直人さんが野根川リバーウォークを満喫!!

7月28日、異例のコースで台風12号が高知に接近中。ツアー決行か?中止か?を迫られる中、東京から遥々お越しになられたお客様は、俳優の竹中直人さんでした。

竹中さんは、このリバーウォークを始める頃から、我々が行っている河川保全や活動に賛同して支援をしてくれており、今回、初めて野根川にお越しになりました。

そうです。リバーガイドのユニフォームに描かれているイラストも竹中さんが野根川の事を想い書いてくれたものなのです。

今回のリバーウォーク参加者は20名ほど、竹中さんの他には東洋町内の小学生とその親御さん、小学校の先生、また町外の自然に興味のある若者でツアーを行いました。

東洋町内の小学生を集めたのには1つ想いがありました。

毎日学校が終わると野根川で川遊びをしている地域の小学生たち、彼らからすれば当たり前にある川で、特別何かが凄い川との認識はなさそうなのです。日本全国にある川も野根川と同じであろうと思っているようです。

ツアー途中、竹中さんが子供たちに「いいな~こんなに綺麗な川が近くにあって」「泳いだり魚採ったりしているの?」と話しかけてくれました。その瞬間、子供たちの緊張も解けたようで竹中さんに「毎日泳いどる!エビも魚もたくさんいるで!」「ほら、あそこに鮎がおるやん!見える?」と自慢げに話していました。

竹中さんは「じゃーこれから野根川を守っていくのは君たちだね。頼むよ」とさりげなくメッセージを残してくれました。

コースの途中、川口の河原では野根川流域に暮らしている皆様とBBQをしました。そこでは、昔の野根川の姿や、小さいころに川遊びをした思い出話などを地域の皆様が竹中さんにしてくれました。昔は小学校もあった川口地区ですが、今では子供も居なくなり普段はひっそりしています。しかし、この日は子供と地域の方の笑い声が河原に響いていました。

そして、野根川は清流、景色だけではありません。もう一つのお楽しみは「食」

東洋町の郷土料理「こけら寿司」と野根川の天然鮎を備長炭でじっくり焼いた塩焼きを竹中さんに召し上がっていただきました。

最後に竹中さんは「静かな所だね。自然の音しか聞こえない。料理もおいしいし、しばらくここに居たい。最高だよ」と満足そうに話してくれました。

竹中さんがお帰りになった後では、地域の皆様に「兄ちゃん、竹中さんまた来てくれるんか?」「とても楽しい時間だったよ。また、やってくれんやろか?」と沢山の言葉を頂きました。

竹中さんに野根川の魅力を満喫していただき、地域の方の笑顔が見られて、今回のリバーウォークも大成功?!だったのではないでしょうか。

リバーガイド 御処野 誠

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